光のない。

Concept
舞台の奥に長方形の開口があり、舞台前面のプロセニアムアーチからその開口に向かって床壁天井が絞り込まれるように集中していく。
ミニマルでありながら、観る者を引きずりこむような、強度の高い空間。

『光のない。』はオーストリアのノーベル賞作家、エルフリーデ・イェリネクが東日本大震災並びに福島第一原発事故直後に書き下ろした戯曲。
Detai|姿なき声を響かせる
前舞台と主舞台の間には、浅いピットが設けられており、12人のコーラスが主舞台の斜面に向けて足を投げ出すような格好で横になっている。
観客席からは脚先だけが並んで見える。
大地の裂け目から湧き上がった「姿なき声」が、暗いトンネルの中を満たし、舞台装置全体が音響反射板の役割を果たす。

物件名|光のない。
用 途|フェスティバルトーキョー2012主催公演
会 場|東京芸術劇場 プレイハウス
会 期|2012年11月16-18日
上 演|劇団 地点
演 出|三浦基

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