HOUSE TY   縁側と茶の間のある家 

concept
「縁側と茶の間のある家」

縁側・茶の間・台所という古き良き日本の住宅構成を再考し、
家族が一つの空間に集まって暮らすことができる
「茶の間」を核とする空間を構成した。

「縁側と広いキッチンがある、古家具との調和が取れた、
家族が一つ屋根の下集まって暮らせる家」
という建て主様のご要望から、「LDK」という考え方を離れ、
家族でちゃぶ台を囲む「茶の間」をイメージした。
「茶の間」を中心に板の間がめぐり、庭に面した縁側、茶の間の奥の台所
壁面には2階まで貫く本棚を配置し、求心力がありながら、外に開けた
明るく、風の通る空間となっている。
detail | 天然素材にこだわる
珪藻土と土佐漆喰の穏やかな生成りの表情が空間をやわらかく包み込む。ウォールナットの無垢フローリングは古民家の様な落ち着きのある空間をつくる。
detail | キッチンにこだわる
キッチンカウンターは料理研究家である奥様のこだわりに応える完全オーダーメイド。ステンレスの一体カウンターには大小3つのシンクが並び、収納部分も使い勝手を徹底的に考慮した、世界にただ一つのキッチンカウンター。
食器や料理の本を収納できるメニュー作りのためのワーキングコーナーも設置。
detail | 小さな図書館
階段スペースの吹き抜けを利用し、壁面全体を2500冊収納可能な大きな本棚とした。2階にはスノコ状のキャットウォークを設け、どの位置の本でも取りやすい。キャットウォークからテラスへと導線がつながり、回遊性をもたらしている。

物件名|HOUSE TY   縁側と茶の間のある家 
用 途|住居
所在地|神奈川県
竣工年|2012年
構 造|木造
床面積|112.59㎡
施 工|(有)巧人
URL|http://kiz-architect.blog.so-net.ne.jp/archive/c2302249161-1
写 真|新良太

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縁側と茶の間のある家

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